浅草界隈

東京メトロ銀座線浅草駅

 東京メトロ銀座線浅草駅。1927年、この浅草駅と新橋駅の間で、日本で初めて地下鉄が走りました。

浅草駅
浅草駅

 浅草駅の東の隅田川に架かる我妻橋から見える東京スカイツリー。スカイツリーの右側にある金色のビルと筋斗雲が上に乗ったような建物は、アサヒビールの本社です。金色のビルの上には白い泡っぽいようなものもあり、まるでビールのようにも見えます。

松屋浅草・EKIMISE・東武浅草駅

 東京メトロ銀座線浅草駅の近くには東武線の浅草駅も。こちらの方は駅の上に大きくて綺麗なアールデコ調の建物が建っており、中には百貨店の松屋と東武鉄道出資のEKIMISEが入っています。

松屋浅草・EKIMISE・東武浅草駅
松屋浅草・EKIMISE・東武浅草駅

 東武浅草駅前にある地下街。地上は発展していますが、ここの地下は昭和の浅草の雰囲気を垣間見ることができる気がします。

神谷バー

 東京メトロ銀座線浅草駅前の交差点にある神谷バー。これは実業家・神谷伝兵衛という人が1921年に建てたもので、国の登録有形文化財に指定されています。ここには神谷バー名物の「電気ブラン」という謎の(?)飲み物があります。

神谷バー
神谷バー

浅草文化観光センター

 浅草駅から東へ100mも行くと浅草寺の雷門につきますが、その雷門前に外観が特徴的な浅草文化観光センターがあります。この観光センターは2012年に建築家・隅研吾により建てられました。

浅草文化観光センター
浅草文化観光センター

浅草寺

 そして浅草文化観光センターの前には、東京観光の定番の場所・浅草寺があります。

伝法院通り

 雷門から浅草寺までを南北に貫く仲見世通りに交差するように、東西に伝法院通りという通りがあります。

 仲見世通りは完全に参拝客用のお寺の通りであるのに対し、こちらの伝法院通りは江戸の町を再現したような通りになっており、仲見世通りとはまた違った賑やかさがあって、こちらも歩いていて楽しいです。

伝法院通り
伝法院通り

スターの広場

 伝法院通りの南側に浅草公会堂があり、その公会堂前に芸能人などの手形が並ぶ「スターの広場」があります。

 これは大衆芸能に寄与した人物の手形を並べたもので、森繫久彌からなぎら健壱まで、芸能文化に寄与した多くの著名人の手形があります。

スターの広場
スターの広場

西参道商店街

 浅草寺から浅草ロック座界隈へと続く西参道商店街。こちらはアーケードありの商店街です。しかし浅草界隈は本当に賑やかですね♪

西参道商店街
西参道商店街

浅草六区

 浅草寺から西参道商店街を抜けると、浅草六区と言われるエリアに辿り着きます。

 ここは昔から浅草の娯楽文化を代表するような劇場や映画館、ストリップ劇場で賑わった地域で、ビートたけし、萩本欽一、渥美清ら、後に芸能界で華々しく活躍することになる文化人がかつてここで下積みをしていたそうです。

浅草六区
浅草六区

 浅草六区にある浅草フランス座演芸場東洋館。今は演芸場ですがかつてはストリップ劇場だったそうで、ここのストリップの合間の余興で、若い頃のビートたけしや渥美清さんらが腕を磨いていたそうです。

浅草フランス座演芸場東洋館
浅草フランス座演芸場東洋館

浅草花やしき

 西参道商店街の北側には遊園地である浅草花やしきがあります。この浅草花やしきは幕末(!)の1853年に開園した日本最古の遊園地で、また園内にあるジェットコースターも日本最古のものだそうです。

浅草花やしき
浅草花やしき

仁丹塔跡

 浅草六区の南側、雷門通りと国際通りの交差点に、仁丹塔跡の説明版があります。

 仁丹は大阪に本社を置く製薬会社で、かつて1932年にここに仁丹の大きな広告塔が立っていましたが戦時中に一度解体、その後1954年にかつて浅草にあった荘厳な展望台・凌雲閣を模した仁丹塔が再建されましたが、これも1986年に解体され、現在はこの説明版のみが残されています。

 かつて仁丹はこのような大きな広告塔を日本各地に作っていたようです。

仁丹塔跡
仁丹塔跡