啄木小公園界隈

 函館市の中心地から函館空港方面に海沿いに東へ2kmほど行ったところに、「啄木小公園」と「土方・啄木浪漫館」があります。 

啄木小公園

 石川啄木は1886年に盛岡市で生まれ、詩人として本を出版する傍ら、1907年にここ函館で教師や新聞記者として生活していました。 この啄木小公園は啄木が函館に住んでいた当時、よく散歩していたことに由来し建てられたそうです。
 この公園からは函館山も見え、天気がよければ本州・青森の津軽半島・下北半島も望むことができます。 

啄木小公園
啄木小公園

石川啄木像

 小公園にたたずむ石川啄木像。どこか寂しげです。

石川啄木像
石川啄木像

 啄木の歌碑。「砂山の砂に腹這い 初恋のいたみを遠くおもひ出づる日」とあります。

啄木の歌碑
啄木の歌碑

 海が綺麗です。津軽半島と大隅半島も見えました。

土方・啄木浪漫館

 啄木小公園のすぐそばに、「土方歳三函館記念館」と「石川啄木函館記念館」とが合体した「土方・啄木浪漫館」があります。
生きた時代も職業も全く違う土方歳三と石川啄木が、この施設で見事に融合しています。函館ならではの奇跡のコラボレーションです。

土方・啄木浪漫館
土方・啄木浪漫館