函館~ベイエリア界隈

函館駅

 北海道の玄関口・JR函館駅。サブちゃんの「は~るばる来たよ函館~♪」が頭の中で流れます。

函館駅
函館駅
函館駅前
函館駅前

函館市国道原標

 駅前の交差点にある「函館市国道原標」。函館の国道の起点の印です。

函館市国道原標
函館市国道原標

 ここから札幌まで282kmもあります。東京~福島位でしょうか。 やはり北海道は広いです。ナメてはいけません。

 ちなみに函館の街中には「モーモータクシー」というのが走ってます。 レアなピンク色や金色のモーモーもあるらしい?

 函館駅から南に行くとすぐ市場があり、北海道の海鮮を堪能することができます。 本州には近くても、やはり北海道に来たんだということを実感します。

函館朝市発祥の地
函館朝市発祥の地
カニがすごいっす・・・。
カニがすごいっす・・・。

摩周丸

 函館駅の後ろにはすぐ函館湾がありますが、そこに昔旧国鉄が運航していた青函連絡船「摩周丸」があります。
 青森-函館間は今もフェリーの運航がありますが、当時は青函連絡船は青森-函館を結ぶ要でした。1970年後半の飛行機の利用客の増加や青函トンネル開通以降、青函連絡船はその役割を終えることになり、ここ函館湾に展示されています。
 青函を結んでいた鉄道連絡船として、他にも「八甲田丸」が青森港に、「羊蹄丸」が東京お台場・船の科学館沖に 展示されていましたが、羊蹄丸は老朽化のため2012年に解体されました。
 摩周丸の煙突に書かれた「JNR」の赤い文字が、時代を感じさせます。  

摩周丸
摩周丸

土方歳三最期の地

 駅前に伸びる国道5号線を北に行きすぐ八幡通りに入ると、新撰組副長・土方歳三の 最後の地「一本木関門」があります。
 幕末の戊辰戦争時、土方歳三は幕府の終わりを悟りながらも新撰組隊長・近藤勇を決別し、旧幕府軍としてここ函館の 五稜郭に立て籠もりました。最期は五稜郭から敵陣に馬で飛び出し、ここ一本木関門で討たれたということです。

土方歳三最期の地
土方歳三最期の地

赤レンガ倉庫群

 駅から海沿いに南に行きますと、同じ港町である横浜と同じく、ここ函館にも赤レンガ倉庫群があります。横浜同様、現在は色んなお店の入る人気スポットで、ここ函館に欠かせない楽しいエリアです。 向こうは函館山も見え、 赤レンガ倉庫・函館山・海の景色がとても美しいです。

 商業施設として生まれ変わった「金森倉庫」。 もとは函館四天王の1人・渡邊熊四郎が明治初期に建てた倉庫群です。

金森倉庫
金森倉庫

新島襄像

 倉庫群の一番函館山に近いところにある西波止場の前に、何やら好青年が小舟に乗った銅像が建てられているので見たら、何と新島襄の銅像だそうです。
新島襄は京都の同志社大学の創設者ですが、最近は大河ドラマ「八重の桜」の主人公・新島八重の旦那様としても有名です。新島襄はここからアメリカに旅立ったため、ここにその銅像があるのだそうです。
またこの銅像からさらに数分歩いたところに、「新島襄海外渡航の地碑」もあります。
余談ですが新島襄はアメリカでは「少年よ、大志を抱け」で有名なクラーク博士に学んでおり、クラーク博士はこの新島襄に紹介され、 後に北海道に赴任してきたそうです。

新島襄像
新島襄像

「北海道第一歩の地碑」と桟橋

 新島襄像と新島襄海外渡航の地碑の間に、「北海道第一歩の地碑」と桟橋があります。初期の青函航路がここを青森からの終着地とし、北海道の第一歩を踏み出す場所としたことに由来するそうで、カクカクした白い塊は「クマ」をイメージしているそうです。

北海道第一歩の地碑
北海道第一歩の地碑
桟橋
桟橋

明治天皇御上陸記念碑

 またその桟橋から少し行った「基坂(もといざか)」という坂に、「明治天皇ご上陸記念碑」が建っています。1878(明治9)年7月の明治天皇の函館上陸を記念し、1935(昭和10)年に建てられたものだそうです。 

明治天皇御上陸記念碑
明治天皇御上陸記念碑

 碑の裏面には明治天皇が蝦夷開拓督務である鍋島直正へ与えた 建設趣意書のレリーフが貼られています。

高田屋嘉兵衛資料館

 また赤レンガ倉庫群を海側の反対側に抜けると、現在の函館に繁栄の礎を築いた商人・高田屋嘉兵衛の資料館があります。高田屋嘉兵衛は江戸中期に活躍した淡路島出身の商人で、本州と北海道を結ぶ海運業によりここ函館を 発展させました。
 高田屋嘉兵衛と函館は関係が強く、その史跡は函館の街中にいくつかあり、この資料館も高田屋嘉兵衛の造船所跡地にあるそうです。
 ちなみに函館山のふもとにある「函館護国神社」へ続く道は 「高田屋通り」と名付けられており、そこには高田屋嘉兵衛の立派な銅像が建てられています。 

高田屋嘉兵衛資料館
高田屋嘉兵衛資料館
造船所跡地
造船所跡地

日本最古のコンクリート電柱

 資料館から二十間坂通りを右に行くと、「日本最古のコンクリート電柱」があります。今や日本中にあるコンクリート電柱の1つ目はここに建てられたんですね。 

日本最古のコンクリート電柱
日本最古のコンクリート電柱